Rabbit Slide Show

Tokyo Debian OSS Gate onboarding 202111

2021-11-21

Description

Text

Page: 1

OSS Gate
オンボーディング
実施報告
Debianプロジェクトを題材にした取り組みの紹介
Kentaro Hayashi
ClearCode Inc.
2021年11月 東京エリア・関西合同Debian勉強会

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スライドは公開済みです
OSS Gateオンボーディング実施報告 - Debianプロジェ
クトを題材にした取り組みの紹介
https://slide.rabbit-shocker.org/authors/kenhys/
tokyodebian-oss-gate-onboarding-202111/

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本日の内容
OSS Gateオンボーディング実施報告
そもそもOSS Gateとは何?
OSS Gateオンボーディングとは何?
Debianプロジェクト向けに実施したこと

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OSS Gateとは何?
https://oss-gate.github.io/
OSS開発に参加する人を増やす取り組み

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OSS Gateオンボーディン
グ?
https://oss-gate.github.io/on-boarding/
「継続的にOSSを開発する人」を増やすことを目指す取り
組み

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オンボーディング?
一般的に企業で入社後の研修などを指す
新しくはいってきた人が活躍できるようにもろもろ支援
する
例: 組織の考えを理解するのが大事なら、その機会を設ける
例: 前提となる必要な知識・スキルがあれば、その習得を支
援する

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OSS Gateオンボーディン
グ?
新しくはいってきた人が対象OSSで力を発揮できるよ
うにもろもろ支援する
例: 対象OSSの開発体制やポリシーの理解が必要ならその
機会を設ける
例: 対象OSSで特定のツールを採用しているならその使い
方を伝授する

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OSS Gateオンボーディン
グのしくみ
OSS開発参加者が増えて欲しい人(先輩)とOSS開発に参
加したい人(新人)をマッチング
先輩が業務時間を使って新人と一緒に開発する
企業はオンボーディングを先輩の業務とすることでス
ポンサーする

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OSS Gateオンボーディン
グ
それDebianプロジェクト向けにやってみよう!

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Debianプロジェクトの課
題
(注:個人の主観です)
人的リソースが足りていない
https://salsa.debian.org/freexian-team/project-funding
のようにDebianにとって価値あるプロジェクトに資金援
助する仕組みはある(実施済1件、採択1件、提案中0件)
https://salsa.debian.org/debian/grow-your-ideas Grow
your ideas for Debian Project
野生のDebian開発者は(なかなか)生えてこない
だんだん参加者が高齢化していく

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募集内容を考えてみた
https://oss-gate.github.io/on-boarding/proposals/
2021-08/kenhys-maintain-debian-packages/
新規パッケージングコース
ITPからRFS、スポンサーアップロードに取り組む
既存の不具合修正コース
bugs.d.oを活用して既知の問題に取り組む
mentors.d.n改善コース
登録されているissueの問題に取り組む

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支援期間後の新人に期待す
ること
新規パッケージングコース
支援期間終了後も新規パッケージングを相談しながら進
められる
既存の不具合修正コース
支援期間終了後もbugs.d.oを活用して既存の不具合に
フィードバックしたり修正したりできる
mentors.d.n改善コース
支援期間終了後も未着手のissueを相談しながら継続的に
修正できる

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対象を公募(7月)
debian-usersとubuntu-jpで募集
https://lists.debian.or.jp/pipermail/debian-users/2021-
July/000738.html
https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-jp/2021-July/
006451.html
募集結果
応募5件
問い合わせ1件(どこからはじめたらいいかアドバイスを
求める内容)

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新規パッケージングコース
採択
支援対象: @sivchariさん
支援期間: 8月〜10月上旬
全9回(週1回ペース)
支援内容: slack-termのパッケージングをすすめた

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進め方
毎週1回2h一緒に作業する
作業するときは日報をつける
その記録もOSS Gateオンボーディングのサイトで公開
途中でふりかえりの機会を設ける
継続的にできるようにという目的にあっていそうか確認
最後に支援期間を通じたふりかえり実施

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支援期間内の成果
slack-term (ITP: #994283 作業中。依存パッケージがま
だ)
golang-github-lithammer-fuzzysearch (Debian unstable
入り)
golang-github-0xax-notificator (new queue審査待ち)
golang-github-erroneousboat-termui (ITP: #994282 作業
中)
golang-github-slack-go-slack (ITP: #993615 作業中)

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現在の状態(継続中!!)

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支援期間中に意識したこと
(1)
今後も継続できるように知見伝えること
支援期間内にパッケージング完了させることが大事では
ない
依存パッケージを1つ1つパッケージングして経験値を積
んでもらった(今後も同様にできそうと自信をもてる)
新規リリースに追従する作業も体験(golang-github-
lithammer-fuzzysearch)してもらった

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支援期間中に意識したこと
(2)
パッケージングを通じて見つけた問題をフィードバッ
クすること
アップストリームへのフィードバック 3件 (うちPR 1件)
dh-make-golangのバグ報告1件 (#992610) 0.5.0-1で修正
された

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工夫したこと(1)
毎週のミーティングは https://meet.jit.si/
Jitsiのチャットで参考URL等を都度共有
後から参照できるように、共有した内容は別途テキスト
にまとめた
https://github.com/oss-gate/on-boarding/blob/main/
proposals/2021-08/kenhys-maintain-debian-packages/
references-2021-08.md

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工夫したこと(2)
VPS(ConoHa)を用意してもらって一緒に作業する環境
を整えた
@sivchariさんが使い慣れているため
事前のセットアップ方法は共有しておいた
screenでセッションを共有するようにした
ブラウザでの画面共有だと文字小さすぎて見えずにつらい
問題も解決

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メンターとしてどう感じた
のか?
一定期間一緒に作業することで、暗黙知を共有・解説
で知見を伝えられた
調べ直す機会が頻繁にあり、古くなっていた知識を更
新できた
新コントリビューター向けのドキュメントが必要なの
では?

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最終レポート
OSS Gateオンボーディング第一回を実施 - Debianコン
トリビューターを1人増やせた!
https://www.clear-code.com/blog/2021/10/8/on-
boarding-2021-08.html
debianのパッケージングができるようになった夏
https://note.com/sivchari/n/ndd8d02477759

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さいごに
https://oss-gate.github.io/on-boarding/proposals/
2021-08/kenhys-maintain-debian-packages/
日報、ふりかえり、最終レポートの記録も↑からたどれ
るようになっています
新コントリビューターガイドを書き始めました
技術書典12 https://techbookfest.org/event/tbf12 にだし
ます(申込み審査待ち)

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